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カビ取り業者の選び方|専門業者とハウスクリーニングの違いと7つの確認点

2026年10月13日更新 カビ取り業者ナビ編集部

カビ取り業者の選び方を、カビ取り専門業者とハウスクリーニング業者の違いから整理しました。問い合わせ前に公式サイトで見ておくこと、見積もり前に確認したい7つのポイント(対応範囲・原因調査・薬剤・防カビと保証・出張費・口コミ・見積書)、避けたい業者のサインと賃貸住宅の注意点をまとめています。

目次
  1. カビ取り業者の選び方は「業者の種類」を決めるところから
  2. 問い合わせる前に公式サイトで見ておくこと
  3. 見積もり前に確認したい7つのポイント
  4. 避けたほうがよいサイン
  5. 賃貸住宅なら先に管理会社へ連絡する
  6. 依頼までの流れ
  7. よくある質問
  8. まとめ

カビ取り業者の選び方は「業者の種類」を決めるところから

複数の業者の評価と料金を見比べる様子のイラスト

カビ取り業者の選び方は、2段階で考えると迷いません。

選び方は2段階

  • 先に「カビ取り専門業者」と「ハウスクリーニング業者」のどちらに頼むかを決める
  • そのうえで、見積もり前に7つの点を確かめる

当サイトでは全国1,866社のカビ取り業者を掲載しています。そのうちカビの除去・防カビ処理を主な事業として公式サイトで明示している「カビ取り専門業者」は60社です。

残りは清掃の一環としてカビ取りに対応する業者で、「カビ取りにも対応する業者」として分けて載せています。

カビ取り専門業者ハウスクリーニング業者
得意な範囲壁の内部・天井裏・床下など、見えない部分を含む建物全体浴室・キッチンなど水回りの表面、範囲が限られる箇所
原因への対応結露・雨漏り・換気の問題を調べ、再発防止まで提案する業者がある汚れとして落とすのが中心。原因調査はメニューにないことがある
薬剤・工法素材別の薬剤、防カビコーティング、菌検査など独自の工法を持つ業者がある業務用洗剤による洗浄が中心
費用感最低施工価格があり、範囲が狭いと割高に感じることがある浴室クリーニングなどのメニュー料金で、専門業者より安い価格帯
向いているケース再発を繰り返す/範囲が広い/壁紙や木部に染み込んでいる/健康面が心配初期の表面カビ/定期的な清掃と一緒に頼みたい

浴室のパッキンの黒カビが気になる程度なら、ハウスクリーニングで足りることもあります。何度掃除しても同じ場所に出る、壁紙の裏や天井に広がっている、家族にアレルギー症状があるといった場合は、原因調査まで含めて専門業者に相談すると2回目の依頼を避けやすくなります。

市販のカビ取り剤で落とせる範囲かどうか迷うときは、先に自分で落とせるカビと業者に頼むべきカビの見分け方で切り分けてください。

問い合わせる前に公式サイトで見ておくこと

業者の所在地・電話・公式サイトなどの基本情報をまとめた図解

候補を絞る段階では、電話やフォームで問い合わせる前に公式サイトを見ておくと手間が減ります。見るのは次の4つです。

施工事例
場所・範囲・施工前後の写真が載っているか。自分の依頼と近い事例があるか。
料金の載せ方
㎡単価・基本料金・出張費のどれが書かれているか。金額の読み方は料金相場と見積もりの見方にまとめています。
会社の情報
所在地・代表者・電話番号が書かれているか。
施工する会社
問い合わせ先の会社と、見積もりや施工に来る会社が同じか。違う場合は、どこが責任を持つかを聞いておく。

当サイトの業者ページでは、公式サイトに書かれている対応箇所・工程・料金だけを要約し、出典のリンクを付けています。公式サイトを開く前の下調べに使ってください。

見積もり前に確認したい7つのポイント

外からの湿気か室内の結露かを見分けて調べる図解

1. 依頼したい箇所が対応範囲に入っているか

専門業者にも得意分野があります。浴室・エアコンなど水回りが中心の業者と、壁・天井・床下・屋根裏まで扱う業者では、機材も薬剤も違います。

業者ページには公式サイトに書かれた対応箇所をタグで出しているので、対応箇所から絞り込むのが早道です。

2. 原因を調べてくれるか

文部科学省のカビ対策マニュアルは、カビの生育に関わる条件として水分・温度・栄養・酸素を挙げています。住まいで手を打てるのは、主に水分です。

除去しても湿気の出どころ(結露、雨漏り、床下の湿気、換気不足)が残れば、カビはまた生えます。

見積もりのときに「なぜここに出たのか」を説明してくれるかを見てください。原因に触れない業者だと、除去だけで終わるおそれがあります。

3. 使用する薬剤と、人・ペット・素材への配慮

塩素系の薬剤は、素材によっては傷めたり臭いが残ったりします。小さな子どもやペットがいる家庭は、薬剤の種類、施工後に部屋へ入れるまでの時間、換気の指示を事前に聞いておきましょう。

業者ページでは、公式サイトに記載がある場合だけこの点を「よくある質問」に載せています。

4. 防カビ処理と保証の有無

除去(除カビ)と、再発を抑える処理(防カビ)は別の工程です。防カビが料金に含まれるか、効果の目安期間はどれくらいか、期間内に再発したときの対応(無償再施工など)が書かれているかを比べます。

「保証あり」の一言だけでは中身が分からない

保証の期間・対象の範囲・保証されない条件を、書面で受け取るようにしてください。

5. 対応エリアと出張費

地域によっては、隣の県の業者が出張してくることもあります。出張費や最低施工価格が上乗せされると割高になるため、拠点が近い業者を優先し、遠方なら出張費込みの総額で比べてください。

都道府県ページでは、所在地の近い業者から確認できます。

6. 口コミは「件数」と中身を見る

Google口コミは平均点だけでなく件数も見ます。想定例として、3件で5.0の業者と40件で4.7の業者なら、後者のほうが評価のぶれは小さくなります。

当サイトの一覧は、件数の少ない高評価が上に来すぎないよう調整しています。全業者に口コミ5件分の評価4.0を足して平均を取り直したスコア(ベイズ平均)で並べています(算出方法)。

点数のほかに、施工した場所や再発の有無が書かれた口コミ、低評価への業者の返信も読んでおくと、対応の姿勢が分かります。

7. 見積書の内訳が詳しいか

「カビ取り一式 ○○円」の1行だけの見積もりは、後から追加が出やすくなります。範囲・工程・薬剤・防カビ・諸経費が分けて書かれているかを確かめましょう。

項目ごとの見方は料金相場と見積もりの見方で解説しています。

避けたほうがよいサイン

突然訪ねてきた無料点検の営業に、玄関で慎重に対応する住まい手

こんな業者は避ける

  • 現地を見ずに「一式○万円」と確定金額を出す(範囲が分からないのに金額が決まるのは不自然)
  • 「今日契約すれば半額」など即決を迫る
  • 会社の所在地・代表者・連絡先が公式サイトに書かれていない
  • 原因を聞いても「とにかく全部除菌します」としか答えない
  • 健康被害を強調して不安をあおり、高額な全面施工を勧める
  • 頼んでいないのに「無料点検」などと訪ねてきて、その場で契約を求める

自宅など営業所以外の場所で契約する取引は、特定商取引法の「訪問販売」にあたります。消費者庁の解説によるクーリング・オフ(契約の解除)の要点です。

期限
法律で決められた書面を受け取った日から数えて8日以内
方法
書面か電磁的記録で行う
相談先
迷ったときは、消費者ホットライン「188」から消費生活センターなどの相談窓口につながる

賃貸住宅なら先に管理会社へ連絡する

マンション北側の部屋で家具の裏のカビと配置を見直す図解

賃貸住宅のカビは、業者を探す前に管理会社か大家に知らせてください。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」は、結露を貸主に知らせず手入れもせずに広げたカビを借主負担の例に挙げています。

連絡した記録を残しておくと、費用の負担を話し合うときの材料になります。

管理会社が業者を手配することもあるので、自分で頼む前に費用の扱いを確かめておきましょう。誰が払うかの考え方は料金相場の記事でも触れています。

依頼までの流れ

問い合わせから現地調査・見積もり・施工・確認までの流れの図解

  1. 候補を2〜3社作るランキングまたは対応箇所・都道府県ページで、対応範囲と口コミ件数を見て絞る。
  2. 現地調査を頼む写真を送って概算をもらう方法もあるが、下地の状態は現地でしか分からない。調査が無料か有料かも先に聞く。
  3. 同じ条件で見積もりをそろえる範囲・防カビの有無・諸経費を同じ前提にして比べる。
  4. 原因対策も含めて決める換気扇の交換や結露対策を別の業者に頼むなら、その費用も含めて判断する。
  5. 当日の準備を確かめる家具の移動や片付けをどこまで自分でやるか、立ち会いが要るか、施工後いつから部屋を使えるかを聞いておく。

よくある質問

カビ取り専門業者とハウスクリーニングはどちらに頼むべき?

範囲が狭い表面の黒カビならハウスクリーニング、広い範囲や再発を繰り返すカビなら専門業者が向いています。浴室のゴムパッキン程度なら清掃メニューで足りることもあります。壁の内部・天井・床下に広がっている場合は、原因調査と防カビ処理まで行う専門業者に相談してください。

口コミはどこまで信用できますか?

平均点は件数とセットで見ると判断しやすくなります。件数が少ない高評価は偶然の可能性があるため、当サイトでは口コミ5件分の評価4.0を全業者に加えて平均を取り直したスコアで並べています。

大手のカビ取り業者に頼めば安心ですか?

会社の規模だけでは判断できません。拠点からの距離で出張費が変わり、問い合わせ先と実際に施工する会社が違うこともあります。対応箇所・原因調査・保証の中身を、ほかの候補と同じ条件で比べてください。

見積もりを取ったあとに断ってもいいですか?

断ることはできます。ただし現地調査を有料にしている業者では、断っても調査費がかかることがあります。見積もりを頼む前に、調査費の有無と金額を確かめておきましょう。

まとめ

  • 表面の初期カビはハウスクリーニング、再発・広範囲・見えない部分は専門業者
  • 問い合わせ前に、施工事例・料金の載せ方・会社情報・施工する会社を公式サイトで見ておく
  • 見積もりでは対応箇所・原因調査・薬剤・防カビと保証・出張費・口コミ件数・見積書の内訳の7点を確かめる
  • 訪問してきた業者とその場で契約した場合は、書面を受け取ってから8日以内ならクーリング・オフできる
  • 賃貸は管理会社へ先に連絡。候補は近い業者から2〜3社、同じ条件で見積もりをそろえる

参考(2026年10月13日確認)

本記事は掲載業者の公式サイトおよび公的機関の公開情報をもとに編集部が作成した一般的な解説です。個別の症状・建物の状態については、各業者の現地調査や医療機関にご相談ください。料金・対応内容は業者ごとに異なります。